[ 3日 ロイター] - <為替> 10月米雇用統計が予想を下回ったことを受け、ドルは値下がりした。その後、米製造業新規受注や米ISM非製造業総合指数が予想を上回ったと伝わり、ドルは総じて上昇に転じた。

<ロンドン株式市場> 続伸して取引を終えた。終値で過去最高値をつけた。世界的に株価が上がっているほか、イングランド銀行(英中央銀行、BOE)が前日に今後の利上げペースに慎重な姿勢を示したことによるポンド安が追い風となった。

FT100種は週間ベースで約0.7%高となった。

中型株で構成するFTSE250種は日中最高値を更新した後、0.43%上昇して取引を終えた。

ポンド安が追い風となる国際的な銘柄の中では世界最大の蒸留酒メーカー、ディアジオが0.9%上昇し、過去最高値に迫った。信用調査会社エクスペリアンと配膳サービス大手のコンパス・グループは1.6%と0.8%それぞれ値を上げた。

医療サービスのNMCヘルスは4.3%上昇し、FT100種で最も大幅に伸びた。ドイツ銀行が目標株価を引き上げたことが好感された。

一方、中型株では金融取引仲介のTPICAPが6.5%下落。最高財務責任者(CFO)が辞任すると発表したほか、今年第4・四半期について厳しい見通しを示したことが嫌気された。

<欧州株式市場> 反発して取引を終えた。オンライン広告・メディア事業を手掛けるノルウェーのシブステッドやフランスの自動車大手ルノーが買われ全体水準を押し上げた。

またドイツのクセトラDAX指数は0.28%上昇し、過去最高値をつけた。

シブステッドは20.5%急騰。第3・四半期決算が市場予想を上回ったことが好感された。

ルノーは3.9%上昇。自動車・部品株指数を押し上げた。フランス政府が同社株の保有比率を15%に引き下げたことが材料視された。

一方、フランスの金融大手ソシエテ・ジェネラル(ソジェン)は4.1%下落した。第3・四半期決算で投資銀行部門の収入が15%減少したことが嫌気された。

欧州の通信会社アルティスは22.6%下落し、最も大幅に落ち込んだ。同社にとって最大市場のフランスで市場シェアが減っていることが不安視された。

<ユーロ圏債券> イタリアとスペイン国債の利回り格差が1年強ぶりの水準に縮小した。

わずか6週間前の半分の水準だ。域内の政治リスク懸念が材料視されなくなっている。

イタリアの選挙法改正に伴い、ポピュリズム政党が来年の選挙で勝利する可能性が低下したとの見方が市場で広がった。

カタルーニャ自治州独立阻止へスペイン中央政府は厳しい姿勢で臨む事態を投資家らが信認する。

イタリアとドイツ の10年債利回り格差が142ベーシスポイント(bp)、イタリアとスペイン国債利回り差は30bp。ともに1年強ぶりの水準に縮小した。

10月の米雇用統計は、雇用の伸びが加速したが、年間の賃金上昇ペースが大きく落ちており、労働市場の勢いが鈍りつつある兆候もみられた。

米雇用統計も、域内債券利回りを押し下げる材料となった。

ドイツ10年債利回りが7週間ぶり水準の0.35%まで低下、他国の債券利回りもやや下がった。