[フランクフルト 3日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は3日、ドラギ総裁が主要国中央銀行の元関係者などで構成するグループ・オブ・サーティー(G30)と行った会合の詳細について、公表する立場にないとの認識を示した。

G30は政策当局者が銀行関係者やファンドマネジャー、有識者らと非公開で経済問題を議論する場で、ドラギ総裁がメンバーであることを問題視する声がある。

G30にはイングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁や日銀の黒田東彦総裁、ノーベル経済学賞受賞者のポール・クルーグマン氏らも名を連ねる。

ECBは、欧州連合(EU)のオンブズマンからの質疑に対し、会合の内容を公表するかどうか判断するのはG30だと返答。

「G30会合に関しては、議論の透明性の度合いについて決めるのは主としてG30だ」との認識を示した。

G30を巡っては、欧州企業監視機関のコーポレート・ヨーロッパ・オブザーバトリー(CEO)が1月、監督する側のECBと監督される側の銀行の当局者らが密接な関わりを持つことに懸念を示していた。

オンブズマンのエミリー・オライリー氏は同機関からの苦情を受け、ECBが「これらの会合の内容や議題、機密ではない概要について一般に公開することを積極的に検討」するかどうか確認した。

ECBはG30会合について「適切なセーフガードが設けられ、尊重される環境において、そのような交流はECBが責務を果たす能力に寄与する」として、一般の利益にもなるとの認識を示した。

また、金融業界と過度に親密だとの批判に対応するため、同業界以外の関係者とも定期的に会合を開く計画を明らかにした。