[フランクフルト/ロンドン 3日 ロイター] - ベルギー政府が、同国の銀行第3位ベルフィウス(旧デクシア・ベルギー)の新規株式公開(IPO)の準備に当たり、野村ホールディングス<8604.T>と契約した。関係筋がロイターに対し明らかにした。企業価値は最大80億ユーロ(93億ドル)になる見込みだ。

銀行では今年6月、アライド・アイリッシュ・バンク(AIB)が上場。アイルランド政府はAIB株25%の放出で30億ユーロを調達した。ベルフィウスはこれに続く同様の案件として、金融危機以降、欧州の銀行として最大級になるとみられる。

関係筋によると、同行の株式を保有する当局は野村に、IPOの準備作業を開始するよう要請した。この作業には、株式の引き受けを行うグローバルコーディネーターやブックランナーの選定などが含まれる。

発行済株式の少なくとも20%を上場させ、調達資金は15億ユーロを超える見込みだ。上場時期は2018年前半とみられているが、市場環境によるという。

野村はコメントを控えた。ベルフィウスとベルギー政府からのコメントは得られていない。

ベルフィウスは銀行および生保・損保事業を展開。フランス・ベルギー系銀行デクシアの解体と、ベルギー部門の国有化により誕生した。2011年に政府から40億ユーロの支援を受けて以来、順調に回復を続けており、17年上期の税引後純利益は前年比45%増加した。