[7日 ロイター] - 武田薬品工業 <4502.T>の実験用デング熱ワクチンが長期間にわたる臨床試験で有望な成果を挙げている。デング熱ワクチンを巡っては、仏製薬大手サノフィ<SASY.PA>の「デングワクシア」が初の承認薬として知られているが、同薬の臨床試験では4つの異なるタイプのウイルスに対して等しい効果が得られないことが明らかとなっている。

医学雑誌「ランセット・インフェクシャス・ディジージズ」に公開された最新の18カ月の臨床試験データによると、武田薬のデング熱ワクチン「TAK─003」は以前のデング熱感染や投薬スケジュールに関係なく、4つ全てのウイルスに対し抗体反応を維持したという。

「TAK─003」を接種したアジア・中南米の小児および青年1596人のうち、デング熱の症状を示したのは1.3%の21人。一方、プラセボ(偽薬)服用者では198人中9人で4.5%だった。

武田薬は今年4月、臨床第3相試験の登録を完了したと発表。試験結果は2018年に得られる見込み。