[パレルモ(イタリア) 6日 ロイター] - 5日に実施されたイタリアのシチリア州の選挙は、ベルルスコーニ元首相が率いる「フォルツァ・イタリア」などの中道右派連合が勝利した。来年の総選挙を前に、ベルルスコーニ氏の政界復帰の可能性が高まった。

高い失業率や景気低迷、膨れ上がる債務など、シチリア州が抱える問題はイタリア全土に共通しているため、今回の選挙は来年の総選挙の前哨戦とみられていた。地中海を渡り欧州を目指す移民や難民の多くが最初にシチリアにたどり着くことから、難民対策も争点のひとつだった。

最終結果によるとシチリア州知事選は、中道右派連合の候補者、Nello Musumeci氏の得票率が39.8%で、ポピュリズム政党「5つ星運動」のGiancarlo Cancelleri氏の得票率34.7%を上回った。

中道左派候補のFabrizio Micari氏の得票率は18.7%にとどまった。

ベルルスコーニ氏は2013年に脱税の有罪判決を受けており、選挙には出馬できない。ただ、年内に予定されている欧州人権裁判所の再審理でこの決定が覆されれば、来年予定される総選挙への出馬への道が開ける。