11月1日、中国東部の蘇州市に住む小学校教師のGu Xiaomengさんは、3日に発売される米アップル の新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)X(テン)」にわくわくしていると話す。写真は10月31日、北京で開かれたアイフォーンX発表会で撮影(2017年 ロイター/Thomas Peter)

[上海/北京 1日 ロイター] - 中国東部の蘇州市に住む小学校教師のGu Xiaomengさん(24)は、3日に発売される米アップル の新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)X(テン)」にわくわくしていると話す。アップルにとって課題は、Guさんのような人に実際に購入してもらうことだ。

「すごく興味はあるけれど、今のところ買う予定はない」とGuさんは言う。Guさんの月給は6000元(約10万円)を少し上回る程度で、アイフォーン発売10周年を記念した高級モデル「X」の中国での売り出し価格8388元より安い。

 中国での売り上げが数四半期連続で減少しているアップルは、アイフォーンXの発売などで売り上げを回復させたい考えだが、Guさんのような消費者は彼女1人ではない。新型アイフォーンへの関心は高いが、それが売り上げに直結するわけではない。

「特に中国では、アイフォーンXの価格が需要の足かせになっているようだ」と、バーンスタインのアナリスト、トニー・サコナギ氏は最近のリポートで指摘した。このリポートによると、調査に応じた中国人の4分の3がアイフォーンXの発売を楽しみにしていたが、実際に買うと答えたのは4分の1だった。

 投資家は、世界最大のスマートフォン市場である中国において、アップル復調のカギを握るアイフォーンXの需要を見極めようとしている。国産のスマートフォンメーカーが力をつけたため、中国市場でアップルはやや輝きを失い、シェアを減らしている。