[ニューヨーク 8日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが対円<JPY=>で下落し0.2%安の113.78円台近辺で推移。一時113.40円まで値下がりした。トランプ政権が目指す税制改革が遅れるのではないかとの懸念が広がった。

ライアン下院議長は、税制改革で法人税減税を先送りする可能性があることを示唆。これに先立ち、上院共和党案では法人税減税の実施を先延ばしする可能性があると報じられていた。

XE(トロント)の首席市場ストラテジスト、レノン・スウィーティング氏は「ドルのロングポジションを張っていた向きにはかなりの痛手になったようだ」と語った。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は0.04%下落の94.875。

クレディ・アグリコル(ニューヨーク)のFXストラテジスト、バシリ・セラブリアコフ氏は、税制改革を巡って不透明感が根強いとした上で「今週は経済指標の発表が非常に少なく、12月利上げは完全に織り込まれているが、来年については特に連邦公開市場委員会(FOMC)の構成などを巡り、不透明感が大きい」と指摘。「現時点で連邦準備理事会(FRB)関連を材料に取引することは困難なことから、税制改革の行方に注目が集まっている」と述べた。

英ポンドは対ドルで下落。イスラエル当局者と会っていたことを巡りパテル国際開発相が辞任するなど、政治的な不透明感が圧迫した。

カナダドルは対米ドルで上昇。カナダ中銀のポロズ総裁の前日の発言は予想よりもハト派色が薄いと受け止められた。

ドル/円 NY終値 113.86/113.89

始値 113.60

高値 113.89

安値 113.40

ユーロ/ドル NY終値 1.1593/1.1596

始値 1.1596

高値 1.1604

安値 1.1580

(表はロイターデータに基づいています)