ポルシェの最新PHEVテクノロジーが詰まった『パナメーラ』。ターボSのE-ハイブリッドがパナメーラ・シリーズの最強モデル(680PS)というところにポルシェの姿勢が表れる。

 

 化石燃料の枯渇や地球温暖化を招く排出ガスの問題で、自動車を取り巻く環境が大変なスピードで変化している。ヨーロッパでもエンジンを用いた自動車の生産をなくす方向へシフト、メーカーもハイブリッドからその先を見据えた方針へ邁進する。

 今、一番進んでいるのはハイブリッドだろう。そのハイブリッドを初めて市販化、1901年にパリ・モーターショーで登場するローナー・ポルシェ・ミクステを造ったのは、良く知られる通りポルシェの創始者フェルディナント・ポルシェ博士だった。

 そして近代、再びポルシェがハイブリッドの導入を考えた時、サーキットというフィールドで実践リサーチを始めている。911のレースカーで試されたのは、回生ブレーキによって生まれる電気を加速時に前輪を駆動するモーターに使うというもの。

 もちろんハイブリッドの生まれた背景はエコロジーとエコノミーだ。従って基本は燃費に大きく貢献する技術だが、スポーツカー・メーカーであるポルシェが目指したのは、少ない燃料消費と最高の性能という相反する2つの要素を両立させること。

 その名は、ポルシェ E-パフォーマンス。モータースポーツでのゆるぎない経験を基に誕生した独自の技術は、E-モビリティのこれまでの常識を打ち砕き、本来の高いスポーツ性能を維持している。