[クアラルンプール 9日 ロイター] - マレーシア中央銀行は9日、政策金利を3.00%に据え置いた。ただ、国内外のマクロ経済環境の強さを考慮すると、持続可能な成長を確実にするために「現在の金融緩和の度合い」を見直す可能性があると表明した。

ロイターのエコノミスト調査では11人全員が据え置きを予想していた。

同中銀は、声明で「金融政策スタンスは引き続き緩和的」とし、所得の持続的な改善と全般的な労働市場の状況を背景に民間消費が経済をけん引するとの見解を示した。

中銀は国内経済の成長について「一段と堅固になった」と指摘。9月7日の声明よりも国内経済に対する見方が強気となった。

その上で「外部セクターが国内経済をさらに後押しするだろう。全体として、2018年の成長は引き続き力強いものになる見通しだ」と付け加えた。

マレーシアの9月の消費者物価指数(CPI)は前年比4.3%上昇と2カ月連続で伸びが加速したものの、3月に記録した8年ぶり高水準の5.1%は依然下回っている。

ノムラのシンガポール駐在エコノミスト、ブライアン・タン氏は、マレーシア中銀は国内外の経済が引き続き力強くなる中、金融の不均衡リスク拡大に対処するため来年に利上げを検討しそうだと指摘した。

*内容を追加しました。