万が一、トラブルがあって遅れてしまったときの対処法も教えてあげるといいでしょう。その場合、多少の遅れだとしても遅れることがわかった時点ですぐに相手へ連絡します。何も連絡せずに遅刻することが一番よくありません。

 伝えるときに注意したいのが「ギリギリの時間」を伝えないこと。ゆとりをもった到着時間を伝えて、それよりも早く到着することは問題ありませんが、再度、到着時間に間にあわないと信頼を失うからです。

 OB・OG訪問をするときは、目上の人を待たせないように目的地に先に到着しておきましょう。

 また、早く目的地に到着したからといって企業を訪問することは避けましょう。相手は他の仕事をかかえていますので、相手の「時間」を失わせてしまうことになります。

 このように、ちょっとした言葉がけで、子どもの就職活動のサポートをしてあげることができます。「第一希望は?」「どんな仕事したいの?」など、直接的な質問は、ナーバスになっている学生には良い影響を与えません。

 それよりも、今回紹介したような質問のほうが、自然に就活力を上げるきっかけになるので、親子の仲も円満になるのです。


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