初デートの“つかみ”は「すてきなお名前だと思ってました」が鉄板小泉進次郎氏の演説の“つかみ”ができれば、モテモテになるに違いない Photo: HIROYUKI OZAWA/AFLO

あいさつの後に間髪入れずご当地ネタ
小泉進次郎に学ぶ“つかみ”のコツ

 前回の連載、「女性に好かれる褒め方は『具体的に』『みんなの前で』『1人ずつ』が鉄則!」では、女性の褒め方についてお伝えしました。そこで今回は、会話の“つかみ”のコツについてお伝えしましょう。

 会話のつかみというのは、簡単に言えば「ボールの投げ方がうまい」ということ。特に女性の場合は、変なボールを投げてしまうと、「そんなところを見てほしいんじゃないのよ」としらけてしまいます。「そこを見てくれたのね!」というつかみが言えて及第点なのです。

 “つかみのプロ”といえば、自民党の小泉進次郎さんでしょう。彼は女性ファンも多いのですが、つかみの一言が何とも素晴らしく、彼女たちのハートをつかんでいるのです。

 彼の応援演説をいろいろ研究したのですが、とにかく始めの声かけに間髪がないところが特徴です。
 大きな声で「みなさーん、おはようございまーす!」と投げかけ、一瞬で自分に注目を集めるところから始まり、その後すぐさま、演説している地域にゆかりのある「ご当地ネタ」で聴衆に好感を持たせます。

 衆院選の札幌での応援演説では、あいさつの後、「北海道といえば大泉洋さんですけど、今日は小泉で勘弁してください」というつかみでした。実にうまいですね。