株式レポート
11月13日 14時18分
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マネックス銘柄スカウターを活用した銘柄選び - 日本株銘柄フォーカス

筆者全面プロデュースの分析ツール「マネックス銘柄スカウター」のご提供を開始

筆者が全面プロデュースした日本株分析ツール「マネックス銘柄スカウター」のご提供を2017年10月26日から開始した。何やらよくわからない名前だとお感じの方も多いかもしれないが、お客様の声を元にプロの視点を入れて全力で作った自信作である。もちろんマネックス証券に口座を保有されていればどなたでも無料でご利用いただけるので、ぜひご活用いただきたい。本レポートでは何回に分けて、銘柄スカウターを活用した銘柄分析術をご案内してまいりたい。

本レポートをお読みいただいているお客様であれば、筆者が株式の分析をするにあたって企業の業績やバリュエーションを極めて重視することはご存じでいらっしゃると思う。毎月「○月に好成績だった銘柄は?」というアノマリーをご紹介したレポートを書かせていただいているが、それ以外のレポートでは原則として企業の業績やバリュエーションを中心に参考銘柄をご紹介している。

筆者は「中長期的に見ると企業の業績と株価は連動する」と強く信じている。そのことがわかりやすい例として、以下のグラフをご覧いただきたい。以下のグラフ1は「お、値段以上。」のコピーで知られるニトリホールディングス(9843)と数年前に親子間の対立でメディアを賑わせた大塚家具(8186)という家具を扱う2社の営業利益の推移である。

グラフ1をご覧いただくと、ニトリホールディングスの営業利益が2007年度から2016年度にかけて約3倍に拡大していることがわかる。一方の大塚家具は2007年度は50億円近い黒字だったが、足元では50億円近い営業赤字に転落してしまっている。そして、その2社の株価の推移を比較したのが以下のグラフ2である。

2007年初の株価を100とするとニトリホールディングスの株価が大きく上昇して足元で600を超えているのに対し、大塚家具は20程度まで大幅に下落してしまっている。約10年前にニトリホールディングスを購入して現在まで保有していれば大きく儲かったものの、大塚家具を現在まで長期保有していたら非常に厳しい結果になっているということだ。

このように、企業の業績と株価は長期的に大きな相関があると筆者は考えている。たまたま個別の事例がそうなっているだけではないかというご指摘があるかもしれないが、代表的な株価指数である日経平均と日経平均の1株当たり利益の推移を比較してもチャートはきれいに同じような形となる。

もし企業の業績と株価が中長期的にリンクするという仮定が正しいのであれば、将来株価が上昇する銘柄を探すには将来の利益が今よりも増える銘柄を探せば良いということになる。もちろんそれが株式投資の一番難しい点であり、一番ワクワクする点でもあるかもしれない。「銘柄スカウター」には、そういった銘柄を探すための機能をたくさん詰め込んだつもりである。ご紹介してまいりたい。

企業の業績推移を10年間確認可能

銘柄スカウターでは企業の業績を10年分表示しグラフ化することができる。将来の株価に関係するのは将来の業績なので、直接的に過去の業績推移が株価に影響を与えるわけではないが、筆者は以下の観点から投資対象銘柄として長期的に業績が伸びている銘柄を選定することは有益であると考える。

・長期的に業績を伸ばしているということは、その企業のビジネスが社会的に必要とされているものである可能性がある
・長期的に業績を伸ばしているということは、その企業が商品・サービス・人的リソースなどの面で他社と比べて高い競争力を持っている可能性が高い
・長期的に業績を伸ばしているということは、過去に不景気などを乗り越えてきた経験を持っている可能性がある

以下の表1は筆者が抽出した過去10年間続けて売上と営業利益が増収増益だった銘柄一覧である。(現在銘柄スカウターにはこのように銘柄を抽出する機能はないが、今後のアップデートの際に追加したいと考えている)。

例えばこの表の中に出てくるツルハホールディングス(3391)やスタートトゥデイ(3092)の業績推移を銘柄スカウターでみると以下のとおりとなる。

両社とも非常に堅調に業績が成長していることがわかる。さらに、年ごとの増収率・増益率が記載されているので近年成長ペースが加速しているのか、減速しているのかなどもすぐに把握いただくことができる。

上記のように過去10年間の業績の原数値に加えて、売上高営業利益率など利益率の推移、ROEやROAといった重要指標の推移もご用意している。保有されている銘柄や気になる銘柄など、ぜひ銘柄スカウターを活用して過去の業績推移を確認してみていただきたい。

銘柄スカウターにはまだまだご活用いただける機能がたくさんあるので、次回以降も具体的な銘柄の分析方法をご紹介していきたい。

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(マネックス証券)


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