11月10日、中国のベンチャーキャピタルやプライベートエクィティ(PE)ファンドは、健康的スナック食品の国内製造を手掛ける新興企業に数百億ドル規模の資金を注ぎ込んでおり、国内外の大手食品企業が占める市場シェアを脅かしている。写真は北京のスーパーで2015年11月撮影(2017年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[香港 10日 ロイター] - 中国のベンチャーキャピタルやプライベートエクィティ(PE)ファンドは、健康的スナック食品の国内製造を手掛ける新興企業に数百億ドル規模の資金を注ぎ込んでおり、国内外の大手食品企業が占める市場シェアを脅かしている。

 健康志向を強める中産階級をターゲットにした巧みなマーケティングやオンライン広告効果で、ナッツ類を手掛ける「三只松鼠」(「3匹のリス」の意)や、ギリシャヨーグルトの「楽純」といったブランドが、5000億ドル(約57兆円)超の規模を誇る中国飲食料品市場において、大企業のシェアをじわじわと奪っている。

 こうした新興ブランドは売上高が2─3桁の成長を記録し、バリュエーションも急騰。特に、急成長するオンライン市場を席巻している。

 ベンチャーキャピタルによる中国の飲食料品業界向け投資は、この2年で2倍近くとなる20億ドルに達したと、中国最大級のPE企業で、グローバルのピザチェーン「ピザエクスプレス」を所有する弘毅投資(ホニー・キャピタル)のWang Xiaolong氏は言う。

「中国の食品や飲料品ブランドが世界ブランドに発展するのは時間の問題だ」と、Wang氏はロイターに語った。そして、このトレンドは止まることはない、と付け加えた。

 中国ではスポーツや運動をする人が増え、肥満や糖尿病といった生活習慣病に対する意識も高まっており、ミレニアル世代を中心に、より健康的な食品の需要が高まっている。