[ロンドン 14日 ロイター] - 英国議会で14日、欧州連合(EU)離脱法案の審議が始まった。今後数週間続く見込みで、2019年3月の離脱時にビジネスに対する大きな法的問題は発生しないことを企業に示すための、重大な局面となる。

野党はこの議論で、メイ首相の離脱計画から譲歩を引き出したい考え。ただ、離脱時期や、EUの裁判所における将来的な役割など、当初の課題は既に否決もしくは取り下げられた。

協議が進むにつれて首相は、欧州の大半の規則や規制を英国法に「コピー&ペースト」(複製・貼付)するための法案を、離脱期限までに成立させる力を試されることになる。

初日、首相は他の職務で議会を欠席し、協議を過度に心配していないことを示唆した。ただ協議は緊迫した雰囲気の中で進み、政府が計画を通じて権力掌握を強めていると主張する一部議員からの怒りが大きいことを物語った。審議では、与党保守党・最大野党の労働党の二大政党間だけでなく、同じ党内でも、やじや辛らつな冗談が飛び交った。

EU離脱派の議員らは、離脱が成立しないかもしれないとの懸念を抱いている一方、離脱反対派はEUとの交渉が合意に達しないまま離脱を余儀なくされることを恐れている。