[ニューヨーク 15日 ロイター] - ニューヨーク外為市場は、ドルが主要6通貨バスケットに対して下げ幅を縮小した。10月米小売売上高が予想外に増加したほか、消費者物価指数(CPI)もやや上昇したことを受け、12月の利上げ観測が強まった。

10月の米CPI統計は、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアCPIが前月比0.2%上昇した。上昇率は9月の0.1%から加速、賃貸と医療費などが値上がりした。

小売売上高は前月比0.2%増加、市場予想は横ばいだった。

TD証券のシニアFXストラテジストは「基調的なインフレは現時点で安定化したようで、データが改善した。米連邦準備理事会(FRB)の来月利上げに十分な材料」との見方を示した。

同ストラテジストはただ、米税制改革法案の通過に伴う押し上げ効果がなければ、ドルの上値が重くなる可能性を指摘した。

ドル指数<.DXY>は0.03%安の93.801。指標公表前は0.3%値下がりしていた。

ユーロは対ドル<EUR=>で0.02%安の1.1794ドル。一時は1.186ドルまで上昇する場面もあった。

ドルは対円<JPY=>で0.46%下落した。

シリコンバレー銀行のシニア通貨トレーダーは「投資家が若干の安全資産を求めている」と話した。

商品相場の弱含みが重しとなって、世界の株式市場はこの日下落した。

原油や株式相場下落に伴い、カナダドルは対米ドルで1週間ぶり安値をつけた。

ドル/円 NY午後4時 112.81/112.84 <JPY21H=>

始値 112.70 <JPY=>

高値 113.19

安値 112.50

ユーロ/ドル NY終値 1.1790/1.1793 <EUR21H=>

始値 1.1846 <EUR=>

高値 1.1860

安値 1.1790

(表はロイターデータに基づいています)