[ニューデリー 15日 ロイター] - 米アップル<AAPL.O>は、携帯端末向け基本ソフト(OS)「iOS」向けの迷惑電話・メール防止アプリ開発でインド政府に限定的に協力することに同意した。事情に詳しい関係者の話や、ロイターが関連書類を確認したことで判明した。

インド政府は昨年、グーグルのOS「アンドロイド」向けの迷惑電話・メール防止アプリの配布を開始している。しかし関係者によると、アップルはiOS向けのこうしたアプリ開発について、当初インドからの要請を断っていた。通話・通信記録にアクセスする政府のアプリ導入は、顧客のプライバシーを侵害する恐れがあると懸念したためだ。

その後インド当局がアップルへの批判を表明したことを受け、複数の同社幹部が先月インドを訪れ、協力の意思を伝えたと同国のある政府高官が明らかにした。

ただアップル側は、現在のiOSのプラットフォームでは、アプリで通信記録を入手してユーザーが迷惑電話だと分かるようにするなどインド政府の要請の一部には対応できない可能性があると説明したという。

この高官は「アップルはできる範囲でアプリ開発の手助けをすることになる」と話した。