[フランクフルト 17日 ロイター] - ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁は17日、ユーロ圏経済は堅調に拡大しているとの認識を示した。また、2018年9月までの債券買い入れプログラム延長について、ユーロ圏は引き続き低コストの借り入れに依存しており、利上げはさらに先になるということを市場に認識させる鍵になると指摘した。

銀行関係者の会議で「資産買い入れは、将来の政策金利の道筋に関するシグナルともなる。いわゆるシグナル効果だ」と述べ、「このため、当然ながら資産買い入れのシグナル効果がデュレーション効果に対し相対的に顕著になっている」との見方を示した。

ECBのマイナス金利政策を巡っては、利益を圧迫するとして銀行部門から批判も出ているが、ドラギ総裁は、ECBの調査ではマイナス金利政策が銀行に打撃を与えているという証拠はほとんどないことが示されたとし、仮に今後影響が生じたとしても、同政策による経済へのプラスの影響によって相殺されるとの見方を示した。

総裁は、ECBはユーロ圏の景気回復が続くとの自信を深めているが、賃金の伸びの低迷は、緩和的金融政策がなお必要であることを示していると指摘。

「回復の主要な原動力は引き続き、企業や家計を取り巻く非常に好ましい金融環境であり、これはわれわれの政策措置に大きく左右される」と述べた。

ECBは先月開いた理事会で、債券買い入れを来年9月末まで継続することを決定した。また必要に応じ、再延長する選択肢も残した。

*内容を追加して再送します。