ベンチャーのメッカは東京へ!?
エバーノートのCEOと築地で再会

 世界中をめぐり、日本に帰国後感じているのは、本当にもったいないという思いだ。日本という国や日本人は潜在能力にあふれている。それなのに日本人は自虐的すぎる。客観的に見て、日本の国力はずば抜けている。ほんのちょっとだけ足りないのは「開き直り」だと思う。その開き直りを学ぶにあたって、シリコンバレーと上海からの声を紹介させていただく。この声から是非とも色々と感じて欲しい。

 シリコンバレーでお会いしたエバーノートのフィル・リービンCEOとなんと築地で再会した。場内のプロが行きつけという寿司屋で並んでいた時のことだ。行列が一向に進まないので「中に入っている先客たちは食べ過ぎだよ」と痺れを切らした先輩たちが文句を言っていた時、出てきたのがリービンCEOだった。こんな“通”向けのお店を知っていることにも重ねて驚いた。

 その後、場所を変えて懇談。リービンCEOの“東京好き”にはビジネス面からも理由がある。彼は「シリコンバレーの時代は終わりつつある。これからは東京だ!」との思いがある。一方、東京の起業家たちは「東京はシリコンバレーになれない」と“できない理由”集めばかりしている。

 急成長する起業家が、現時点のベンチャーのメッカ、シリコンバレーから見た東京の可能性を立て続けに熱く語ってくれた。

「シリコンバレーとモスクワと東京と北京とシンガポールで技術&製品開発をやっている。最もクリエイティブでイノヴェーティブなものが生まれるのはダントツに東京だ!東京で生まれるものの8割以上は世界初のアイデアなのだ」

「これからのサービスは、カルチャーやエンターテイメントやグルメやファッションがソーシャルに結びついていくものになる。カルチャーやファッションが豊かである場所が有望だ。そういう意味ではシリコンバレーは何もない。だから有望な企業はニューヨークへ移っていく。しかし、東京の方がニューヨークよりリッチなカルチャーを誇る。これからは東京発で世界を変える様々なサービスが生まれる」