[19日 ロイター] - 米映画会社ワインスタイン・カンパニーは19日、中小企業庁(SBA)の元長官であるマリア・コントレラス・スウィート氏が自社に対して買収提案を行ったと発表した。

事情に詳しい関係筋によると、オバマ政権下で中小企業庁長官を務めたコントレラス・スウィート氏は投資家のコンソーシアムをつくり、2億7500万ドルでの買収を提案した。買収提案については会社発表に先立つ同日にウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙が額に触れずに最初に報じた。

ワインスタイン・カンパニーを巡っては、先月にハーベイ・ワインスタイン共同会長が性的暴行疑惑を受けて辞任したほか、先週には児童向け映画「パディントン2」をタイム・ワーナー<TWX.N>子会社に売却することで2000万ドルのキャッシュを確保したばかり。

ハーベイ・ワインスタイン氏に対しては50人以上の女性が同氏からセクハラや性的暴行を受けたと主張。この問題を受けてワインスタイン・カンパニーは身売り先の検討や資金の確保を進めている。

同氏は相手の意に反して性的関係を持ったことはないとして、疑惑を否定。ロイターはいずれの疑惑についても独自に確認できていない。

関係筋によると、コントレラス・スウィート氏は、自身の買収提案が受け入れられればワインスタイン・カンパニー取締役会の過半を女性が占めるよう求める計画。また、買収提案にはハーベイ・ワインスタイン氏を巡る疑惑の被害者向けに約3000万ドル規模の基金を創設することも盛り込まれているという。

ワインスタイン・カンパニーの広報担当者は受け取った買収提案の詳細についてはコメントしなかった。コントレラス・スウィート氏の広報担当者はコメントを拒否した。