[東京 21日 ロイター] - 欠陥エアバッグの大量リコール(回収・無償修理)問題で経営破綻し、民事再生手続き中のタカタは21日、再建計画のスポンサーとして中国・寧波均勝電子<600699.SS>傘下の米自動車部品メーカー、キー・セーフティ・システムズ(KSS)と最終合意したと発表した。

合意内容は両社が6月26日に結んだ基本合意に沿ったもので、タカタは海外を含む実質的にすべての事業と資産を15億8800万ドル(約1750億円、1ドル=約110円で計算)でKSSに譲渡する。タカタは事業譲渡で得る資金を米国司法省への罰金支払い、仕入れ先やリコール費用を負担する自動車メーカーなど債権者への弁済に充てる。

KSSは、エアバッグの異常破裂を招いた部品のインフレーター(ガス発生装置)の製造・販売に関連する資産や事業を除くタカタのすべての資産と事業を取得する。KSSの年間売上高は事業統合で70億ドル(約7710億円)となる見込み。問題のインフレ―ター関連事業は残ったタカタが運営するが、最終的には清算される予定。

タカタは11月27日までに再生計画案を東京地裁に提出する。その後に開く債権者集会で承認を得て同案が成立すれば、2018年第1・四半期(1―3月)にKSSへの事業譲渡を完了する予定。