[ニューヨーク 21日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長は21日、インフレはまもなく回復するとの見解を改めて示したものの、これに関しては「非常に不確か」であるとし、低インフレが長期化する可能性を受け入れていると述べた。

イエレン氏は、FRBは目標に「おおむね近づいている」と述べ、インフレ率が長期的にターゲットを下回るというリスクと、失業率が下がり過ぎることを回避するため、政策金利の段階的な引き上げを続けるべきとの認識を示した。

イエレン氏はニューヨーク大学でのイベントで、2%の目標を5年間にわたり下回っているインフレ率について、インフレ期待が「過剰に」低下しているとは考えていないと主張。

インフレは1、2年以内に回復するとの見通しを示した上で「これに関しては非常に確信が持てないと言っておく。同僚と私は、これが一時的なものだという確信を持っておらず、インフレを非常に注意深く監視している」と話した。

同氏は、インフレが過度の長期にわたり目標を下回ることは「かなり危険」であると主張。FRBは失業率が、維持可能な水準を「大幅に下回る」水準に下がることを避けなくてはならないと述べた。

イエレン氏は前日、パウエル理事の次期議長就任に合わせて来年2月にFRB理事からも退任する意向を示している。同氏は学生らに対し、4年の任期中に得た最も重要な教訓は、偏見のない心を持ち続け「真実を独占しているのは自分だけだ」と思い込まないことだと語った。

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