[東京 22日 ロイター] - 日本銀行の山岡浩巳・決済機構局長は22日、都内で開催されたトムソンロイター主催による金融技術(フィンテック)関連のパネルディスカッションに参加し、「銀行のビジネスモデルは600年の歴史があり、それなりに合理的」と指摘。同時に、フィンテックにより「銀行による情報の独占が挑戦を受けている」との見方を示した。

また、仮想通貨ビットコインの基礎技術である分散型台帳の技術やスマートフォンなどを活用することで「まったく固定資産を保有しない銀行が生まれる可能性があり、そのような環境を整備しないといけない」と指摘した。

日本固有の課題として、金融の基本サービスが既に非常に普及しているため、「フィンテック企業は新しいものを提供しないと事業の収益化が難しい」と指摘。金融サービスの普及が遅れていたが故にフィンテック企業が急成長しやすいインドなど新興国と対比した。

(竹本能文)