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職あれば食あり

子どもたちの笑顔を守るため、着ぐるみの中で孤軍奮闘!
愛妻弁当をエネルギー源にスーツアクターは今日も行く!!

まがぬまみえ
【第24回】 2011年12月1日
著者・コラム紹介バックナンバー
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 「お弁当にもハヤシライスですか?」

 「そーなんです。子どものころから大好きなんです」

スーツアクター、岩上さんのお弁当。撮影中のランチは「ロケ弁」か「ケータリング」だが、たまに事務所にいる時は、このような愛妻弁当を食べる。大好きなハヤシライスも奥様のお手製で「三角軟骨もちゃんと入れてくれとる!」と喜んでいた。

 岩上弘数さん(35歳)が嬉しそうに答える。

 カレーよりも断然、ハヤシライス派。独身時代は、大鍋に三角軟骨とスイートコーンを入れた特製ハヤシライスを大量に作って食べていた。

 「めっちゃ煮込むんで、具がトロトロになるんです。なんか歯ごたえのある食感が欲しいなと思って軟骨入れたら、これがぴったり。コリコリしていて、おいしーんです」

 どちらかと言えば、辛いのは苦手。甘さのなかにも歯ごたえのある食感を追い求める。そんな彼の職業は、スーツアクターである。

ヒーローや怪獣に扮するあの仕事
ここ10年で認知度大幅アップ

 スーツアクターとは何か。

 それは、ヒーローや怪人、怪獣などに扮して演技をする俳優さんのことである。激しい立ち回りを伴うため、現在ではそれ専門のスタントマンが演じることも多い。

 岩上さんによると、スーツアクターが職業として認知されるようになったのはこの10年くらいのことだという。

 「僕がこの仕事を始めたばかりの頃はよく、『うわー、ニセモノや』と言われちゃうこともあったんです」

 それが一転、今では「追っかけ」ファンもいる。

 「ほんとすごいですよ。テレビのレギュラーしてると、どこで調べてくれはるのかわからないんですけれども、手紙もらったり、差し入れしてもらったり。顔はぜんぜん映らないんですが、ファンの人には『このアクションはこの人や』ってわかるみたいで」

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人は食べるために働くのか、それとも、働くから食べなければならなくなるのか。そんな素朴な疑問を解き明かすべく、さまざまな職業に従事する人々のランチと人生を追いかける。「職」と「食」の切っても切れない関係を解きほぐす、お仕事紹介ルポ。

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