11月24日、米国の株式相場が最高値に上昇し、市場の警戒心のなさに懸念を示す向きもいるが、米株オプション市場のデータは、投資家が自己満足からは程遠い状態にあることを示唆している。2016年、ニューヨーク証券取引所で撮影(2017年 ロイター/Lucas Jackson)

[ニューヨーク 24日 ロイター] - 米国の株式相場が最高値に上昇し、1日の株価変動が数十年ぶりの低さとなる中、投資家の間には市場の警戒心のなさに懸念を示す向きもいる。ただ、米株オプション市場のデータは、投資家が自己満足からは程遠い状態にあることを示唆している。

 S&P総合500種やシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(VIX指数)のオプションの持ち高をみると、投資家が最近数ヵ月間にヘッジを徐々に増やしていることが読み取れる。

 MKMパートナーズ(ニューヨーク)のデリバティブ・ストラテジスト、ジム・ストラガー氏は「ヘッジはわれわれの机の上になかったし、誰もあまり注意を払っていないようだ。だが、どういうわけかヘッジは発生している」と指摘。「ステルス・ヘッジ(水面下でのヘッジ)のようなものだ」と述べた。

 S&P500は年初から16%上昇し、月間では8ヵ月連続で上昇する見込み。これは、2007―09年の金融危機直前以来、最も長期となる。

 短期的なボラティリティーの見通しを示すVIX指数は今月上旬、過去最低水準で引けた。