[フランクフルト 29日 ロイター] - ドイツ連邦銀行は29日、国内経済は、高水準の不動産価格や弱い銀行セクターなど複数のリスクに直面しているが、8年間続いている好景気を背景に、投資家は経済の脆弱(ぜいじゃく)性に目を向けていない可能性があるとの認識を示した。

独連銀は定期的に公表する安定報告で「低金利と国内の好ましい経済状況により、市場参加者がリスクを過小評価する危険がある」と説明。

銀行セクターは現在堅調で、リスクに対応できる状態にあるが、低金利が銀行の長期収益性に影響を及ぼし、それにより銀行はより高いリターンを求めて一段のリスクを取る可能性があると指摘した。

住宅物件の価格は恐らく15─30%割高だとし、住宅ローンに関連したリスクは依然限られているようだが、住宅価格の反転は銀行に大きな影響を与える可能性があるとの認識を示した。

ドイツの銀行の総資産利益率はユーロ圏内でも特に低く、コスト・インカム・レシオは74.9%とユーロ圏でも最も高い。

低い収益率により、高リターンを求め一段のリスクを取る傾向が強まるとし、予想外に低金利が長引けば、中小規模の銀行や生命保険会社が引き続き圧迫されるとの見方を示した。

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