[ワシントン 29日 ロイター] - トランプ米大統領は、連邦準備理事会(FRB)理事にカーネギーメロン大学教授のマービン・グッドフレンド氏を指名した。ホワイトハウスが声明で明らかにした。

上院で承認されれば、同氏は2014年のサラ・ブルーム・ラスキン氏退任で空席となっている理事のポストに就任する。ただ、定数7人の理事は3席の空席が残る見通し。

グッドフレンド氏はレーガン政権で経済顧問を務めた経験があり、1993年─2005年にはリッチモンド地区連銀の調査部門責任者だった。トランプ氏がこれまで指名したFRB理事のうち最も保守的とみられる。

トランプ大統領が理事兼副議長に指名したクオールズ氏は10月に就任。イエレン議長の後任としては、パウエル現理事を指名している。このほか、理事にはブレイナード氏がいる。

グッドフレンド氏はFRBによる住宅ローン担保証券(MBS)の買い入れに批判的な見解を示したことがあり、議会に2%インフレ目標の承認を求めるなど、議会の監視を強めるよう要請する必要があると主張してきた。

また、論文ではマイナス金利について、中銀の危機対応に柔軟性を与えるなど、ゼロ金利政策下で債券買い入れなど異例の措置に踏み切るよりも効果が認められると論じたことがある。

経済学者出身のイエレン氏はパウエル氏の議長就任後に理事職も退任する予定で、同じく学者出身のフィッシャー前副議長は10月に辞任しているため、大学教授のグッドフレンド氏が理事に加わる意義は大きいとみられる。

パウエル氏は法律専門家で、議会で承認されれば、1970年代以来初めて、エコノミストの経験がない議長が就任することになる。

*内容を追加しました。