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新広告枠入札システムが日本上陸
オンライン広告の価値はどう変わっていくのか

ad:tech tokyo 2011 Report 【第7回】

2011年12月5日
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スマートフォンやSNSの普及と
ディスプレイ広告の再評価

 こうした広告枠の入札システムの登場は、再度ディスプレイ広告(Webサイトの一部として組み込まれている画像広告)の存在価値が見直されるきっかけにもなっている。背景として、画像データがどこでも見られるスマートフォンや、グローバルなつながりを瞬時につくることができるソーシャルメディアが普及したことも大きいようだ。

 グーグルがディスプレイ広告に注力する理由について佐々木氏は、「スマートフォンなどのデバイスが急激に普及し広告在庫が爆発的に増えている昨今、よいコンテンツがあちらこちらに散らばっている」現状を鑑み、ここに商機があると判断したいきさつを述べ、「よいコンテンツが散在している状況を放置しておくと、ユーザーがせっかくアクセスしてきても、広告はなかなかマネタイズしにくい。ここにオーディエンスデータを組み合わせて、最適な人に最適な情報を届けるべき」と、アドエクスチェンジの必要性を説明する。

グーグルの佐々木氏は「優良なコンテンツをマネタイズするツールとしてアドエクスチェンジは格好の仕組み」と強調する

 味澤氏も、アドエクスチェンジによるスマートフォン向けサービスを念頭に、日本マイクロソフトとしては、ウィンドウズOSに限らず、スマートフォンに最適化したページやアプリケーションも作っていく意向を示した。

 また代理店の立場から佐藤氏は、新しいニーズとしてソーシャルメディア系広告の扱いが増えてきていると述べ、アドエクスチェンジの登場で「広告主が拠点に依らず世界でキャンペーン活動やマーケティング活動ができるようになる、そうした実感がこの半年、1年でわいてきた」と、新しいマーケットの可能性を語った。

 (構成・文/宮口貴志)

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