[ニューヨーク 30日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが対ユーロ<EUR=>で下落し4日ぶり安値をつけた。月末を迎え調整売りが出た。一方、ドルは対円<JPY=>で値上がり。米税制改革を巡る楽観的な見方を背景に米国債利回りが上昇したことにつられた。

ユーロ/ドル<EUR=>は一時1.1931ドルに上昇し、その後は0.4%高の1.1897ドル。「月末に絡む動きの中でドルに売りが出た」(BMOキャピタル)という。

一方、ドル/円<JPY=>は0.6%高の112.59円。ウエルズファーゴ証券のストラテジストは「日本国債10年物利回りと比較して米10年国債利回りの方が上がったことがドル買い要因となった」と話した。

米共和党の重鎮であるジョン・マケイン上院議員が上院の税制改革法案に対する支持を表明したことで、米国債利回りは急上昇した。市場では上院がこの日、上院の税制改革法案を可決するとの期待が広がったという。

経済指標では、新規失業保険申請件数が2週連続で減少したほか、基調的な物価は2カ月連続で安定的に伸び、最近みられた低インフレ傾向が一巡したことを示唆した。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は0.1%安の93.06。

英ポンド/ドル<GBP=>は0.9%高の1.3521ドル。ブレグジット(英国の欧州連合離脱)交渉で、争点の一つとなっていたアイルランド国境を巡り合意が近いとの期待が広がった。

ドル/円 NY午後4時 112.53/112.54

始値 112.32

高値 112.63

安値 111.74

ユーロ/ドル NY終値 1.1900/1.1904

始値 1.1834

高値 1.1931

安値 1.1836

(表はロイターデータに基づいています)