[ニューヨーク 1日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドル指数が下落した。

トランプ米大統領とロシアとの不透明な関係を巡る疑惑で米連邦捜査局(FBI)に虚偽の供述をしたとして訴追され、虚偽供述を認めたフリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)が、トランプ氏自身が大統領就任前にロシア側と接触するよう指示したと証言する意向を持っているとABCニュースが報じたことが材料視された。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は上院の税制改革法案が承認されるとの期待から一時は93.248まで上昇していたが、フリン氏を巡る報道で反転。コモンウェルス・フォーリン・エクスチェンジ(ワシントン)の首席市場アナリスト、オマー・エシナー氏は「トランプ政権がロシア疑惑を巡り一段と深い泥沼にはまる可能性があること、またモラー特別検察官が進める捜査が拡大される可能性があることは、世界市場で主要な懸念となる。こうしたことを背景にドルが下落している」と述べた。

上院の税制改革法案については、共和党のマコネル上院院内総務が同法案の通過に必要な票数を確保したとの認識を表明。この日中に最終採決が行われる公算となっている。

ユーロ/ドル<EUR=>は0.09%安の1.1891ドル。TD証券(ニューヨーク)の外為ストラテジスト、マゼン・イッサ氏は「ユーロは今週は良好に推移していたが、きょうは『うわさで買って事実で売る』の通りの展開となっている」と述べた。

カナダドルは米ドルに対して上昇。カナダの11月の雇用統計が好調だったことで利上げ観測が高まり、上昇は約20カ月ぶりの大きさとなった。

ドル/円 NY終値 112.10/112.12

始値 112.35

高値 112.87

安値 111.42

ユーロ/ドル NY終値 1.1889/1.1893

始値 1.1899

高値 1.1934

安値 1.1852

(表はロイターデータに基づいています)