[カラカス 3日 ロイター] - ベネズエラのマドゥロ大統領は3日のテレビ演説で、石油や天然ガス、金などの埋蔵資源に裏付けられた仮想通貨「ペトロ」を導入すると発表した。米国が主導する経済制裁を回避して国内経済を建て直す狙い。

大統領は、金融取引を実行できるようにして金融制裁を克服し、金融面での主権を回復する上でペトロの導入が役立つと説明した。

これに対し野党は、仮想通貨の導入には議会の承認が必要と主張。経済の混乱の中で仮想通貨が実現するかどうかは疑わしいと指摘した。

ベネズエラの通貨ボリバルは大きく下落しており、同国は食糧は医薬品など生活必需品の不足に見舞われている。

大統領は、仮想通貨「ビットコイン」が最近、急上昇して金融市場で受け入れられつつある状況を踏まえて、仮想通貨の導入に舵を切ったとみられる。