[東京 8日 ロイター] - 国土交通省は8日、タカタ製エアバッグのリコール(回収・無償修理)の未改修車について、異常破裂の危険性が高いと判断した一部の車両の車検を通さない措置を来年5月から講じると発表した。対象車両は自動車メーカー9社の計97車種、約130万台。石井啓一国交相は同日の閣議後会見で、「一刻も早い改修が必要」としてリコールを促す、と述べた。

タカタ製エアバッグを巡っては、異常破裂によってエアバッグを膨らませる部品のインフレーター(ガス発生装置)の金属片などが飛び散り、少なくとも海外で18人死者が出ており、国内では2人が負傷している。

国交省によると、10月末時点での国内の改修率は83.2%。約320万台が未改修となっている。今回の措置では、このうち、昨年4月以前にリコールの届け出がされており、異常破裂の危険性が高い特定のインフレ―ターを使用した車両約130台を対象とした。

130万台の内訳は、製造管理などが不適切で原因が特定された約12万台と、国内で異常破裂したインフレ―ターと同じタイプを使用し、かつ6年を超えたエアバッグを搭載する約118万台。

交換部品が足りずに改修が進められていない自動車メーカーもあるが、同省によると、今回対象となる車両の交換部品は十分に準備するようメーカー側に指導するという。

対象車両のある自動車メーカーはホンダ<7267.T>、トヨタ自動車<7203.T>、ダイハツ工業、マツダ<7261.T>、SUBARU<7270.T>、日産自動車<7201.T>、三菱自動車<7211.T>、いすゞ自動車<7202.T>、独BMW<BMWG.DE>の計9社。

(白木真紀)