[ベルリン 9日 ロイター] - メルケル独首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)の複数の幹部は9日、社会民主党(SPD)の「欧州合衆国」構想に反対する方針を示した。

両党は13日から政権協議を始めるが、欧州を巡る問題が大きな争点になりそうだ。

SPDのシュルツ党首は7日、ドイツと欧州の市民に明確なビジョンを示すことが党の立て直しにつながると表明。2025年までに欧州連合(EU)の統合を深化させ、「欧州合衆国」を確立するよう呼び掛けた。

これに対し、CDU・CSU会派のフォルカー・カウダー院内総務は、シュルツ氏の「欧州合衆国」構想は「欧州に対するEUと市民の好意的意見を危機にさらす」とターゲスシュピーゲル紙に発言。

アルトマイヤー官房長官も、ライニッシェ・ポスト紙に対し、シュル氏の構想や日程は現実的ではないとの認識を示した。

調査会社エムニドが独ビルト紙の委託で実施した世論調査によると、シュルツ氏の「欧州合衆国」構想を支持するとの回答は30%、支持しないとの回答は48%だった。