[ベルリン 10日 ロイター] - ドイツ情報機関の連邦憲法擁護庁(BfV)は、同国の当局者や政治家の個人情報を収集する目的で中国の情報機関が作成したとするソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のアカウントを公表した。

BfVはこれらの個人や機関のアカウントが偽物だとし、当局者らに対し個人情報の漏えいのリスクを警告した。

BfVは「中国の情報機関は(ビジネス向けSNSの)『リンクトイン』などで活動を行い、情報を収集し情報筋を探している」と説明。ユーザーの習慣、趣味、政治的関心などのデータを集めているとした。

9カ月間の調査によると、リンクトインでヘッドハンターやコンサルタント、シンクタンク、学者を偽ったアカウントからコンタクトを受けたドイツ国民は1万人超に上った。

こうした偽アカウントの多くは、見映えのよい若者の写真をプロフィールに掲載しており、中にはオンラインのファッションカタログの写真が使われたケースもあるという。

ロイターがこうしたアカウントを調べた結果、一部は複数の欧州諸国の外交官や政治家とSNSでつながっていたことが分かった。