[ワシントン 11日 ロイター] - 米財務省は11日、共和党の税制改革案の経済・財政面への影響を分析した報告書を発表したが、専門家や民主党からは「でたらめだ」との批判が相次いでいる。

報告書は1ページ。共和党の税制改革案について、年間経済成長率を2.9%と想定すれば、10年で増収になると予測している。

ただ、想定成長率は大半のエコノミスト予測を大幅に上回っているほか、まだ実現できていない修正事項も前提としている。

保守派の非営利組織「責任ある連邦予算委員会」は「(税制変更が経済に及ぼす影響を分析する)ダイナミック・スコアリングを馬鹿にしている」と批判。

民主党のシューマー上院院内総務も「1ページのでたらめな(フェイク)計算にすぎない」とした上で「ホワイトハウスと共和党が藁(わら)をもつかむ思いで、確証のないことを証明し、法案への支持を取り付けようとしていることは明らかだ。この法案では、赤字が膨張し、赤字を相殺する追加の経済活動もほとんど全く生じないことは、ほぼすべての独立した分析で結論づけられている」と述べた。