[12日 ロイター] - <為替> 終盤のニューヨーク外為市場では、米利上げ観測が広がる中、ドルは主要6通貨バスケットに対して約1カ月ぶり高値をつけた。

米連邦公開市場委員会(FOMC)が2日間の日程で始まった。利上げ予想が広がる中、連邦準備理事会(FRB)当局者らがより楽観的に成長加速を見通しているのかや、来年の追加利上げ回数を巡る手掛かりを得ようとしている。

ドル指数<.DXY>は一時、11月14日以来の高値となる94.219を記録、その後94.138まで上げ幅を縮小した。ドルは先週1%強上昇し、週間の上げでは10月末以来の大きさとなったが、年初からは9%程度下落している。

FOMC声明では、弱いインフレ懸念に関する記述も注目されそうだ。

<債券> 国債価格が下落。2年債利回りは約9年ぶりの高水準となった。11月の卸売物価指数(PPI)指数が前年比で約6年ぶりの高い伸びを記録するなか、利回りは高値圏に上昇した。ただ120億ドルの30年債入札に底堅い引き合いがみられたことで、利回りはその後押し戻された。

FOMCはこの日から2日間の日程で開かれ、翌13日にはフェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標を1.25-1.50%に引き上げると予想される。

11月のPPIは前月比0.4%上昇し、市場予想の0.3%上昇を上回った。前年同月比では3.1%上昇し、2012年1月以来、5年10カ月ぶりの大幅な伸びとなった。市場予想は2.9%上昇だった。

10年債<US10YT=RR>利回りは2.407%、前日からは2.2ベーシスポイント(bp)上昇。30年債<US30YT=RR>利回りは2.787%と1.5bp上昇した。2年債<US2YT=RR>利回りは一時2008年10月以来の水準となる1.847%に上昇し、その後は0.8bp高の1.831%で推移した。

<株式> ダウ工業株30種<.DJI>とS&P総合500種<.SPX>が続伸し、終値での最高値を更新した。税制改革への期待感が追い風となったほか、11月の米卸売物価統計が予想を上回ったことを受けて経済成長が続くとの見方が強まり、銀行株を中心に買いが優勢となった。

<金先物> 外国為替市場でドル高・ユーロ安が進行し、割高感などから売りが出て4営業日続落した。中心限月2月物の清算値は前日比5.20ドル(0.42%)安の1オンス=1241.70ドルとなった。

外国為替市場では早朝からドル高・ユーロ安が進み、ドル建てで取引される金塊などの商品に割高感が生じたことから、金が売られた。

<米原油先物> 英国産北海ブレント先物の上昇を眺めて買いが先行したものの、対ユーロでのドル高を受けた割高感売りに一掃され、4営業日ぶりに反落した。米国産標準油種WTIの中心限月1月物の清算値は前日比0.85ドル(1.47%)安の1バレル=57.14ドルだった。2月物は0.89ドル安の57.16ドル。