[ソウル 12日 ロイター] - 仮想通貨ビットコインの取引所ビットサムを運営する韓国企業BTCコリア・ドット・コムは12日、同国政府が規制を導入した場合には完全に順守する構えを示した。ロイターの質問に電子メールで答えた。

2014年に導入されたビットサムは、今年11月時点で取引高ベースで世界最大の仮想通貨取引所となっているが、BTCコリアはこれまであまり表に出ていなかった。

コインマーケットキャップ・ドット・コムによると、過去24時間に手数料を取る取引所で実施された世界のビットコイン取引のうち、韓国は15%を占めた。これは同国の経済規模を大幅に上回る。

現在、韓国では自分名義の携帯電話と銀行口座があれば誰でもビットサムで取引ができるが、韓国政府は顧客の実名登録などの規制を導入する可能性がある。

BTCコリアは「適切な規則の構築に積極的に協力していく」とし、規制整備は仮想通貨市場の育成に寄与するとの考えを示した。

韓国では主婦から大学生、会社員に至るまで多くの人々が一獲千金を狙い、ビットサムなど携帯電話のアプリ上の仮想通貨取引所に殺到している。

ビットコインが先月、1週間で21%も急騰した後、黄教安首相は、深刻な事態に発展しかねないため、政府が対策に乗り出すべき時だとの考えを示した。

財務相も11日、閣僚がビットコイン取引を規制すべきかどうか協議中だと述べている。