狭いリビングでも快適に 居心地の良い空間を演出する家具選びとレイアウト5つのコツ

週刊ダイヤモンド別冊 『首都圏 関西圏 中京圏 伸びる街&地域活力ランキング』発

狭いリビングでも快適に
居心地の良い空間を演出する
家具選びとレイアウト5つのコツ

著者・コラム紹介

都心の新築マンションは、ファミリータイプ(3LDK)の場合、専有面積は約70㎡、リビングダイニングの広さは10〜12畳というのが一般的。このサイズ感を考えずに家具を買いそろえてしまうと、狭くて居心地の悪い空間になってしまうもの。快適な居住空間をつくるためのコツをインテリアコーディネーターの鈴木理恵子さんに聞いた。

写真提供:カンディハウス  http://www.condehouse.co.jp/

視覚効果を利用して
居心地の良い空間にする

鈴木理恵子さん
インテリアコーディネーター、2級建築士、福祉住環境コーディネーターなどの資格を有し、大手住宅メーカーでインテリアコーディネートや社内インテリア教育を担当。生活総合情報サイトAll Aboutでインテリアコーディネートガイドを担当する。書籍や新聞、雑誌にて、インテリア関連のコラムなどの執筆活動を行う。

 「『北欧』や『アジアン&リゾート』『ナチュラル』など、どんな空間にしたいのか、どんな空間なら居心地が良いと感じるのか、最初にイメージを固めておくことが大切です」(インテリアコーディネーター・鈴木理恵子さん)

 家具の色合いや素材感がバラバラでは空間もすっきりと見えず、適正サイズより大きな家具は動線の邪魔になり、リビングが窮屈に感じられてしまうもの。

 「例えば、大きなテーブルがはやっていますが、10畳くらいのリビングダイニングにソファセットとテーブルを置くと、大きなテーブルでは窮屈になります。4人家族なら、テーブルは140cmあれば十分です」

 狭いリビングを広く感じさせるコツは、適正サイズの選択の他に、色の統一がポイントになる。

 「最近の新築マンションは、壁や天井は白で、床はベージュと比較的明るい色合いになっています。これは明るい色の方が広く見えるという視覚効果があるため。家具もダーク系のものを置いたり、色数を増やすと視線が落ち着かずに、狭く感じてしまうもの。明るめのダイニングセットやソファにすることで、壁や床になじんで、違和感なく視線が通り、全体的に広く感じられます」

コツ01 壁や床と色や風合いを統一、全体をなじませることで広く見える
マンションのリビングは壁や天井が白でフローリングは明るいベージュが多い。こうした明るい色合いはリビング全体が広く感じられる効果がある。ソファやダイニングテーブルなども明るく白っぽいものを選ぶことで家具の色が壁になじみ広く見える。ダークな色合いの家具は、色のつながり感が損なわれ、空間が分断された印象になり、狭く感じてしまう
写真提供:アルテック  https://www.facebook.com/ArtekJapan/

 高級感や開放感を選出するポイントの一つが天井の高さにある。

 「そのためには、背の低い家具を選ぶこともポイントです。座ったときの視覚効果もさることながら、高い家具がないぶん、奥まで見渡せるため、広々と見えるのです」

 他にも、上の通り、リビングのソファを兼ねたダイニングセットやフレキシブルにサイズが変えられるダイニングテーブルもある。普段は4人用のサイズだが、来客時には幅が広げられる。

コツ02 背の低い家具を選ぶことで視線が通り広々と感じられる
背の高い家具も視線を遮り圧迫感があるため、部屋が狭く感じられてしまう。リビングでの過ごし方にもよるが、リビングボードなどの収納家具は、椅子派なら高さ90cm、床派なら50cm程度が目安となる。どうしても収納量を増やしたい場合は、白など明るい色合いにすること。ソファも背が低いものの方が天井までの空間が大きくなり、部屋が広く感じられる。背が高い場合には、写真のように向こう側が見えるものを選ぶのが〇。また、脚のあるデザインは床が広く見える効果がある
写真提供:柏木工  http://www.kashiwa.gr.jp/
コツ03 大きめのダイニングテーブルでリビング兼用のスペースにする
リビングとダイニングを分けずにリビングとダイニング兼用にしてしまうことも。大きめのダイニングテーブルに、椅子はゆったりと座れるものを選んで、食事の後は、そのままくつろぐのもいい。こうした場合、通常のダイニングテーブルよりも高さが低くなっているので、天井が高く感じられ全体が広く見えるという効果もある。狭いリビングだけでなく、空いたスペースを有効に活用したい場合など用途は多彩

写真提供:日本フクラ http://www.hukla.co.jp/

 「小学生のお子さんのいる家庭では、『リビング学習』も多いでしょう。学習デスクは買わずに、ダイニングテーブルで勉強する家庭もありますが、リビングの広さに多少の余裕があるなら、奥行きの浅いリビング学習用デスクの購入もお勧めです」

 教科書やプリント、ドリルなどが収納でき、移動可能なワゴン付きのものを選ぶこと。

 「お子さんでも整理整頓しやすく、必要なところへ動かしやすいキャスター付きのワゴンがあると便利です。時にはチェックして、使うものだけを残すのがリビングをきれいに保つポイントです」

 このように、狭いリビングでも工夫次第では、居心地の良い空間をつくることができるのだ。

コツ04 エクステンションタイプの家具を使いこなす
食事をするときの1人分の寸法は幅60cm、奥行き40cmとなる。つまり、4人家族の場合はダイニングテーブルの大きさは幅120cm、奥行き80cmが最小限の寸法となる。少し余裕があるサイズなら幅140cmがベスト。左のエクステンションタイプのテーブルは、通常は140cmで、普段は4人掛けに向き、来客時には185〜230cmとビッグなテーブルに変身する。230cmなら8人くらいでも対応可能。また、右のように、同じデザインのサイズ違いのテーブルが、入れ子式にしまえるネストテーブルも便利
写真提供:カンディハウス  http://www.condehouse.co.jp/
コツ05 今や主流の「リビング学習」にはこの家具
「小学生のうちはリビングで勉強させる」という家庭が増えている。リビング学習用のデスクも多数販売されていて、通常の学習机よりも奥行きが浅めになっているのが特徴。またプリントやドリル、教科書などが散らかっていると落ち着かかないリビングになってしまうため、整理しやすい収納ワゴンがあると便利。キャスター付きで、移動も簡単にできるのでゴロゴロと転がして必要なとき以外は子ども部屋に置いておくことも。(左)スパイオキッズ デスクセット、(右)マルチワゴン+ボナシェルタ デスク
写真提供:カリモク家具 http://www.karimoku.co.jp/

 

この記事が収録されている「週刊ダイヤモンド」別冊 2018年1月14日号 新築 マンション 戸建て『首都圏 関西圏 中京圏 伸びる街&地域活力ランキング』の詳しい内容は こちらからご覧いただけます。

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