[13日 ロイター] - <為替> 朝方発表の11月の消費者物価(CPI)統計が軟調だったことで、来年の米利上げペースが鈍化する可能性があるとの観測が台頭し、ドルが弱含んだ。

外為市場:[USD/J]

<ロンドン株式市場> 小幅に反落して取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)による利上げ観測で金融株が買われたものの、配当利回りが高い消費関連株が落ち込んだ。利上げ観測を背景に住宅建設株も値を下げた。

過去最低水準の金利が追い風となっていた住宅建設株は広範にわたり売られた。バラット・デベロップメンツ<BDEV.L>とテイラー・ウィンペイ<TW.L>、パーシモン<PSN.L>は全て値を下げた。

一方、HSBC<HSBA.L>は1.5%上昇し、FT100種の最大の支えとなった。国際的な事業が多いHSBCは米国の金利上昇の恩恵を受ける。バークレイズ<BARC.L>は1.6%値を上げた。

家電・携帯電話小売り会社ディクソンズ・カーフォン<DC.L>は8.5%上昇。大型セール「ブラックフライデー」の売り上げが好調だったと発表したほか、上半期の配当を維持したことが好感された。ただ携帯電話市場の弱含みを背景に上半期利益は落ち込んだ。

ロンドン株式市場:[.LJP]

<欧州株式市場> 反落して取引を終えた。イタリアでの政局不透明感で同国株が売られた。また、米国での来年の利上げ見通しについて新たな材料が明らかになる連邦公開市場委員会(FOMC)の発表を控え投資家は慎重な姿勢を控えた。

イタリア議会はクリスマスから新年までに解散され、来年3月4日に総選挙を実施する可能性が高い。関係筋が明らかにした。単独で過半数の票を取得する政党がないとの見方からイタリアの主要株価FTSE・MIB指数<.FTMIB>は1.44%低下した。イタリア債も値を下げた。イタリア債のエクスポージャーが大きいイタリアの銀行も振るわなかった。イタリアの銀行株指数は<.FTIT8300>2.91%低下し、5月以来の大幅安となった。

STOXX欧州600種指数<.STOXX>は今年に入り約8%高となっているのに対し、MIB指数は約18%高だ。欧州市場で今年最も好調な相場となる見込みだ。先行き不透明感がある中でも、バンカIMIのアナリストらはMIB指数が年末までにさらに13%上昇するとみている。イタリアの株式相場は依然過小評価されているとの見方を示した。

ドイツのエネルギー大手イノジー<IGY.DE>は13.2%急落。2017年の営業利益見通しを引き下げたことが嫌気された。英国の販売子会社Nパワーの市況が厳しいことを理由として挙げた。イノジーの親会社である電力大手RWE<RWEG.DE>は13.1%下落した。

欧州株式市場:[.FJ]

<ユーロ圏債券> イタリア10年債利回り<IT10YT=TWEB>が急上昇。同国の銀行株は急落した。イタリアで来年3月に総選挙が実施されるとの観測が広がるなど、政治的な不透明感が嫌気された。

イタリア10年債利回り<IT10YT=TWEB>は約9ベーシスポイント(bp)上昇し1.79%と、約2週間ぶり水準。約5週間ぶりの大幅な上げとなる勢い。

イタリア10年債とドイツ10年債<DE10YT=TWEB>の利回り格差は147bpと約2週間ぶりの水準に拡大した。他の周辺国債では、ポルトガル10年債利回り<PT10YT=TWEB>が約5bp上昇し1.89%。スペイン10年債利回り<ES10YT=TWEB>も上昇した。

ユーロ圏金融・債券市場:[DE/BJ]