[13日 ロイター] - 米アップル<AAPL.O>は13日、光通信技術を手掛けるフィニサー<FNSR.O>に3億9000万ドルを投資したと発表した。iPhone(アイフォーン)の顔認証や「アニ文字」、ポートレートモード機能などを動かす半導体レーザーの生産を拡大する狙いだ。

アップルは同社が立ち上げた先端技術基金から最低10億ドルをハイテク企業支援に支出する方針。5月には高い強度の「ゴリラ・ガラス」を製造するコーニング<GLW.N>に2億ドルを投じている。

フィニサーは、アップルからの資金は借り入れや出資ではなく、閉鎖していたテキサス州の工場をVCSEL(垂直共振器面発光レーザー)の製造拠点にするために使うと説明した。

アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)はツイッターで「テキサスの中心におけるイノベーションだ。先端技術資金の直近の受け手となったフィニサーとチームを組むことを誇らしく思う」と述べた。

ニーダム・アンド・コーのアナリスト、アレックス・ヘンダーソン氏は「アップルは(VCSELの)第2のサプライヤーへの投資を加速し、リスクを減らそうとしている」と指摘。現在の主要サプライヤーはルメンタム・ホールディングス<LITE.O>で、アップルにとっては「仕入れ先単一化リスク」があるとの見方を示した。