スマホメーカー レゴ

 子どもだけではなく大人にもマニアが多いレゴのブロック。すでに基本特許が切れているため、互換製品が各社から出ています。その手の製品が多いのはやはり中国で、さまざまなメーカーが市場に参入しています。

 そんなレゴ互換品をネットで探していたところ、おもしろいものを見つけました。街並みシリーズとでもいうのか、実在するお店をブロックでミニチュアにしたもの。レゴのオリジナルにもいくつかあるようですが、互換品はかなり本物のブランドに似ています。もちろんメーカーロゴなどはそっくりのものにしてブランドコピーにならないようにしています。

 そんな街並みシリーズに、なんとリンゴのマークのお店を発見。よくみるとリンゴをかじった部分が、眼鏡をかけた男性の顔になっています。アップル直営店と思いきや、リンゴがカットされたお店ってことでロゴ的にはギリギリセーフ。中国や香港の玩具店で買うことができます。

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アップルではなくリンゴのお店。かなりそれっぽい

 しかしアップル……いやリンゴのお店なら誰もが思いつくでしょう。今回購入したSemboというメーカーの製品の中には、なんと「HAUWAY」すなわちハウウェイのお店もあるのです。パッケージを見るとお店の上につくマークがどことなくファーウェイに似ていますがそれは気のせい(笑)。逆に言えば、それだけファーウェイが中国でも超メジャー企業であるということなのでしょう。

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ファーウェイならぬハウウェイ。こんなものになっちゃうくらいメジャーだ

 てなことでさっそくリンゴとハウウェイ、のお店を買ってきました。値段は数百円。本物のレゴと比べると激安です。ブロックの数は120ピース前後、難易度は5段階の2番目だそう。ちょっとした空き時間につくることもできそうです。しかも、なじみのあるお店に似ているとなればできあがりも楽しみですよね。

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箱の裏を見るとほかにもそれっぽいブランドのお店がシリーズ化されている

ロゴマークや透明な階段など特徴を捉えているリンゴショップ

 では、さっそくリンゴのお店からつくってみましょう。パッケージを開けると複数の袋にブロックが詰められています。そして見るだけでわかるカンタン説明のマニュアル、さらにはロゴのステッカーが入っています。袋を開けて似たパーツごとに並べてみましたが、ざっと見たところ欠品は無さそうです。

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ブロックはいくつかの小袋に入っている。マニュアルは文字がなくわかりやすい
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ブロック総数124ピース。組みあがっると数個余ったけど足りないよりよい

 ベース部分のサイズは80×64ミリ。手のひらにも乗る小さい大きさです。まずは、このベース部分に床や壁となるブロックを取り付けていきます。

 店内のPOPは表面がフラットなブロックに付属のステッカーを貼り付けます。細かい作業ですが子どもが遊ぶレゴの互換品ですから、難しくはありません。マニュアルでわかりにくいところはパッケージの写真を参考にしながら組み立てていきました。

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ベース部分。完成すると手の平にのるサイズだ
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土台から組んでいく。店内のPOPには付属のステッカーを貼り付け

 お店は2階建て。2階へは本物のアップル直営店のように透明な階段でつながります。細かいところですが、ブロックもちゃんと透明パーツで階段のそれぞれのステップが表現されています。だんだんとお店っぽくなってくると、組み立てる指先の動きも軽快になっていきます。

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透明ブロックで階段をつくる
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さらにそれっぽくなってきた

 ところで、パッケージにはノートPCのブロックも入っていました。これだけでも欲しいと思えるようなできで、これはほかのレゴ製品と組み合わせて何かに使ってもいいかも。本家のレゴにはない形状のパーツもあるようで、結構本気でつくられた製品であることがわかります。

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ノートPCブロックも付属。何度も折り畳むとヒンジは切れてしまいそう

 一方、組み立てているとブロックのはまりが固かったり、並べて敷き詰めたブロックの間に隙間が目立つなど、ブロックのサイズの精度は本物よりもかなり劣るようです。

 やはり、そのあたりの差が値段にも出てくるのでしょうね。まあそれでも「それらしき」お店ができあがるのですから、多少の誤差や品質の悪さは気になりません。

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2階中央にはMacBook。天井にはシャンデリアも
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手のひらサイズのリンゴショップの完成だ

 2階部分と屋根を仕上げれば完成です。なお、貼り付けるステッカーは接着力が高く、正面のリンゴのステッカーを張りなおそうとしたら破れてしまいました。

 売り物としては、このステッカーを添付しなくてはならないのでしょう。でも、自分の机の上に飾るのならば、アップルの本物のロゴを貼り付けたくなりますね。ではできあがりをもう一度しっかり見てみましょう。

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正面には木も植えられているリンゴショップ
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解放感ある店内。1階にもMacBookが置いてある
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ガラス窓からの明るい日差しがさしこむ2階

「ハウウェイ」や「ソミー」などもカンタンにつくれる

 続いて、ファーウェイならぬハウウェイのお店をつくります。リンゴのお店は組みあがるまで40分かかりましたが、一度やっているのでこちらのファウウェイはもっと短時間でできました。ところどころ赤いパーツが含まれているあたりが、ファーウェイらしさを醸し出しています。

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赤い色が入るだけでファーウェイ、いや、ハウウェイっぽくなる
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看板も手が込んでいる

 こちらも2階建てですが階段は省略されています。店内もショーケースっぽいものが設置されているだけで端末はなし。屋根上のロゴはちょっと複雑なパーツの組み合わせでくみ上げますが、マニュアル通りにつくれば難しいことはありません。

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一番の難所の屋根上のロゴ
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店内はスマホはなくショーケースのみ

 そして実はもうひとつ。2つでは寂しいので、IT系ってことでソミーのショップも買ってきました。「SOMY」っていまから何十年も前にコピーブランドが香港あたりでありましたが、まさか2017年にレゴ互換ブロックで復活するとは。屋上のVAIOっぽいパーツがいいですね。

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ソミーストアも買ってみた
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屋上のVAIOだけでも欲しくなる

 3つのお店が完成したので並べてみました。実際に、こんな街中の風景が海外にはありそうです。いまのファーウェイの力を考えると、日本の街でもこれが実現される日が来るのかもしれません。

 そして、どうせならサムスンやASUS、レノボなど、ほかのお店もつくりたくなります。自分でレゴを買ってくればできそうですが、メーカーの特徴を出すデザイン設計は難しそう。レゴの互換品とはいえ、ここまでそれっぽいものがつくるとは大したものです。

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海外ならありそうなお店の並び

 3つ組み立てるのには2時間弱かかりましたが、とにかくつくっていて楽しく、時間が経つのを忘れてしまいました。各スマートフォンメーカーさんは、ぜひオフィシャルで自社ストアのブロックを販売してほしいものですね。

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ほかのメーカーのブロック建物もぜひ欲しいもの

山根康宏さんのオフィシャルサイト

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