[15日 ロイター] - 米商品先物取引委員会(CFTC)が発表したデータを基にロイターが算出したIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組(12月12日までの1週間)によると、ドルの売り越し額が4週連続で増加した。

ドルの主要6通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル)に対する売り越し額は78億1000万ドル。前週は42億8000万ドルだった。ドル売り越しは22週連続。売り越し額の規模は10月24日までの週以来の高水準。

この週のドル指数は、米上院が税制改革法案を可決するとの期待感から堅調に推移。15日には米議会共和党が税制改革法案・最終案の概要を発表した。

TDセキュリティーズ(トロント)で外国為替戦略部門の北米責任者を務めるマーク・マコーミック氏は、米税制改革法案が来週までに議会を通過するとの期待感が高まっている、と述べた。

ただ投機筋は、米税制改革が米経済を成長させ米利上げペースが加速するとの見方を疑問視しており、ドルに対する弱気な姿勢が強まっている。

またグローバル経済が堅調な中で、よりリスクの高い通貨が選好されやすいこともドルの重しとなっている。