スピンドルグリルが強い印象を残る新型LS500h

 

 ぼくがレクサスと初めて出合ったのは1989年1月のデトロイト自動車ショーでのデビューだったから、今回の5代目LSになるまで約30年ちかい“おつきあい”である。

 すきのない製品づくりを指してレクサスクオリティという言葉が米国で生まれたり、映画「ザ・ライトスタッフ」の原作者としても知られるトム・ウルフの小説で主人公が乗るクルマに選ばれたり、着実に歩を築いてきたLS。

 はっきりいって、途中ところどころで“これはどうなんだろう?”という疑問点もあった。たとえば従来モデルの乗り心地だ。

 レース場などで乗っていて速度が時速150キロを越えると空力のために車髙が自動で下がるのはいいのだが、いきなりサスペンションのダンピングが不足して乗り心地は悪化……というぐあいなのである。

 

全長5235ミリ、全幅1900ミリ、全高1450(車種によっては1460)ミリ

 

 試乗は東京から高速道路を経て伊豆のクローズドのコースで行われた。そこで従来の疑問点は吹き飛んだ。LS500hはびしっとみごとな走りを味わわせてくれた。