LS500hのリアビューではテールパイプがそれとわからないデザイン処理が特徴的

 

 ぼくが乗ったのは後席重視のLS500h EXECUTIVE。じわっと圧力をかけてくれる画期的な温感マッサージ機能が特徴的だ。

 通常のセミアニリン加工のレザーの倍以上ソフトな感触のフルアニリンレザー(Lアニリン)など、大きな角度のリクライニング機構とともにシートの“性能”はおどろくほどだ。

 

(左)レザーで覆われたダッシュボードに12.3インチのディスプレイがはめこまれている。
(右)「EXECUTIVE」のリアシートは「リラックス時には最適角度」とレクサスが言う48度までリクライニング可能

 

 運転席からの印象は、さきに触れたように新しいプラットフォームの考えかたが反映されて、みごとな直進性とハンドリングのよさが光る。

 LS500hのパワーユニットは220kW(299ps)の最高出力と356Nmの最大トルクを持つエンジンに、300Nmの電気モーターを組み合わせたもの。レクサスによると、従来の5リッターV8ハイブリッドを上回る駆動力を生み出しているそうだ。

 エンジン最高出力を使用できる車速領域が従来の時速120キロから時速60キロに引き下げられている。これは新型のハイブリッドユニットの特筆すべき点である。

 さらに走りを楽しませてくれるために変速機に10段を設定。内燃機関に通じる、回転の上昇とともに盛り上がっていくような加速感を味わわせてくれる。

 なによりスムーズな走りを身上とするモデルだ。ドライバーにはできるだけ運転に関する情報のみを提供するよう心配りされたコクピットデザインも、ある種のスムーズさにつながっていると感じられる。