12月20日、米アップルは、同社がスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の旧機種の動作を故意に遅くしているのではないかとのクレームを受け、バッテリーの劣化に対応した措置だとする説明文を出した。写真はフランスのボルドーで2月撮影(2017年 ロイター/Regis Duvignau)

[20日 ロイター] - 米アップルは20日、同社がスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の旧機種の動作を故意に遅くしているのではないかとのクレームを受け、バッテリーの劣化に対応した措置だとする説明文を出した。

 アイフォーンのプロセッサの速度を測るアプリを手掛けるプライメート・ラブズ社は18日、「アイフォーン 6s」や「7」といった旧機種で、速度が遅くなっている様子を示すデータを公表した。

 アップルは20日、処理速度の減速を招くことがある電力需要の削減策を講じたことを確認。バッテリーの劣化により、プロセッサが要求するピーク電流の供給に問題が生じた際に、こうした措置をとっていると説明した。

 説明文によると、これはアップル製品に限らず、すべてのリチウムイオン・バッテリーで起こるトラブル。寒い環境や充電が少ない場合にもピーク電流の供給に問題が発生する可能性がある。

 アイフォーンのプロセッサに劣化したバッテリーから大量の電流が流れると、電子部品を傷付ける恐れがあるため、アイフォーンはプロセッサーを守るために突然シャットダウンすることがある。

 アップルはロイターに電子メールで送った文書で、昨年はピークを滑らかにするための機能を「アイフォーン 6」および「6s」向けに公表し、現在は「7」と「iOS 11.2」にも広げたと説明。将来的には他の製品にも同様のサポートを追加する意向を示した。