[ニューヨーク 21日 ロイター] - 21日のニューヨーク外為市場は、薄商いの中でドルが小幅続落した。クリスマス休暇を前に投資家が積極的な取引を手控えた。米税制改革法案可決によるドル押し上げ効果も今のところほとんどみられない。

終盤の主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は前日よりやや低い93.264、ユーロ/ドル<EUR=>は強含みの1.1873ドル、ドル/円<JPY=>は小安くなって113.32円だった。

コモンウェルス・フォーリンエクスチェンジのチーフ市場アナリスト、オマー・エシナー氏は「トランプ大統領が目玉の公約にしていた減税だが、ドルに対するプラスの影響は多くの人が今年初めに期待していたよりも小さい」と話すとともに、税制改革が最終的に米国の雇用拡大に役立つ要素は乏しいとの見方を示した。

第3・四半期米国内総生産(GDP)確定値は小幅下方改定されたものの2年強ぶりの高い伸びとなり、12月フィラデルフィア連銀業況指数も予想を上回ったため、ドルはある程度下支えされた。

ただ市場参加者の買いは広がらず、終盤のドルはこの日の安値圏近くで取引された。

ドル/円はアジア時間に一時1週間余りぶりの高値を付ける場面があった。日銀の黒田東彦総裁の発言で、大規模緩和の出口に急いで向かわない姿勢が確認されたためだ。黒田氏が最近、超低金利の弊害に言及したことから、一部投資家の間に日銀が長期金利の誘導水準を引き上げるかもしれないとの思惑が生じていた。

ドル/円 NY午後4時 113.28/113.3

1

始値 113.54

高値 113.57

安値 113.28

ユーロ/ドル NY午後4時 1.1875/1.187

9

始値 1.1864

高値 1.1879

安値 1.1850

(表はロイターデータに基づいています)