ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
株式市場透視眼鏡

米景気が堅調なうちに
欧州債務問題の対応進めば危機回避可能

門司総一郎
2011年12月21日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

 現在の米国株は欧州債務危機の拡大にもかかわらず、10月末に安値を付けた後はボックス圏で底堅い動きとなっている。これに似た状況が2008年春から夏にかけてもあったが、両者を比較しながら米国株について考えてみる。

 まずS&P500の動きだが、08年のときは、サブプライム問題により前年の10月9日から3月10日まで153日(土日・祝日を含む、以下同)で、18.6%下落した。これに対し11年は4月29日から10月3日までの157日で、19.4%下落しており、期間・率ともほぼ同じだ。

 08年は3月16日のJPモルガン・チェースによるベア・スターンズの救済合併発表などをきっかけに、3月10日の安値から5月19日の戻り高値まで70日で、12%上昇した。今回は10月26日の欧州首脳会議への期待感などから10月28日までの25日で16.9%上昇。その後下落したものの、再度上昇して戻り高値をうかがう動きだ。

 08年はそこから再度下落した。原因は危機対応が十分でなかったことと景気が悪化したことの二つである。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事


株式市場透視眼鏡

株式投資家に向け、具体的な銘柄選びの方法と銘柄名、株価の動向見通しなどを分析・予測。現役トレーダーが執筆。定量的なデータを駆使し株式投資に役立つ情報満載。

「株式市場透視眼鏡」

⇒バックナンバー一覧