12月20日、先月のトランプ米大統領訪中を前に中国当局が非公式に禁止したにもかかわらず、中国人観光客が依然として国境沿いの丹東市から北朝鮮の首都平壌を訪れていることが分かった。写真は中国人観光客。丹東付近で8月撮影(2017年 ロイター/Philip Wen)

[北京 20日 ロイター] - 先月のトランプ米大統領訪中を前に中国当局が非公式に禁止したにもかかわらず、中国人観光客が依然として国境沿いの丹東市から北朝鮮の首都平壌を訪れていることが分かった。観光業界筋が明らかにした。

 関係筋2人がロイターに語ったところによると、中国人観光客40人の一行は15日、丹東から平壌に向けて出発した。地元当局が、北朝鮮観光を制限するという中央政府の指示を積極的に実施していないことを示している。

「指示が出されて以来、丹東から北朝鮮を訪れた最大の観光客グループだった」と、ある旅行業者は語る。列車で北朝鮮を訪れる4日間のツアーに参加する一行だという。

 この記事に関し、丹東市の観光局は取材を拒否した。コメントを求められた中国外務省は「状況を理解していない」とした。

 中国の地元企業は、良いときであろうが悪いときであろうが、中央あるいは地方当局が導入した政策の抜け穴を見つけることで知られる。

「政府の政策を迂回する方法は必ずある」と、丹東で観光業に携わるある人物は話す。「中国人とはそういうものだ」

「丹東の規制解除に、中央政府は非常に腹を立てると思う」と、この観光業者は語った。