[チューリヒ 22日 ロイター] - スイス国立銀行(中央銀行、SNB)が22日に公表した統計によると、同国の企業や投資家が第3・四半期、海外資産の売却を継続したことが分かった。フラン高抑制を目指すSNBにとって問題の1つが浮き彫りとなった。

同四半期の海外金融資産の売却額は、投資家が27億4000万フラン(27億7000万ドル)相当、企業が236億フラン相当だった。

SNBは、国内投資家による資金の本国回帰と海外支出の抑制への意欲がフラン高の一因だとみている。

フラン<EURCHF=>は今年、対ユーロで約8%下落したものの、SNBは金融緩和政策を継続すると表明。フランについて「高い水準にある」との見方を示した。

ジョルダン総裁は前週、欧州経済の安定性が増し、見通しが改善しているにもかかわらず、スイスの投資家は海外投資に消極的だと言明。「フランは下落したが、スイス国外のリスクが低下したのが主因だ」と分析した。

総裁は、投資行動が早期に変わることを望んでいると述べた。

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