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面接の達人
【第3回】 2011年12月22日
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中谷彰宏 [作家]

志望動機で通る人 志望動機で落ちる人。
志望動機で言うべきこと 言っては絶対いけないこと

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その会社を選んだ理由が特に見つからなかったらどうすればいいのか

  実際には、「志望動機をおっしゃってください」というより、「我が社を選ばれた理由をおっしゃってください」という聞かれ方が多い。
  自分を売り込もうと思ったのに、その会社を選んだ理由なんて、何て言えばいいのだろう。やっぱり、「御社の将来性……」になってしまうではないか。
  別に、A社がダメならB社でもC社でもいいのだ。でも、A社が一番好きだというのには間違いはない。そう、なんとなく好きだからという感覚が、一番正直なところなのだ。

  たとえ、正直なところでも、「なんとなく好きだから」では通るわけがない。
  じゃあ好きな理由を、論理的に展開すればいいのか。
  前頁をもう一度読み直してほしい。オベンチャラは言わなくていい、と言ったはずだ。その会社を好きな理由というのは、結局、その会社のオベンチャラになっていくのだ。

  この泥沼にはまったら、たかだか10分の面接時間は、泥沼から脱出する前に終わってしまう。志望動機を聞かれて、
  「人が好きだから」
  「人と接するのが好きだから」
  という下手な選挙ポスターみたいな答えをする人が、かなりいる。100人中95人は言う答えだ。人間嫌いの人がそれだけ少ないということなのだが、そんなことは志望動機にも何にもならない。

  「御社は、完全週休2日制で、労働環境もよく、リゾートホテルの施設も整っているから」
という答えもはずれだ。

 

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中谷彰宏 [作家]

1959年4月14日、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒。博報堂で8年間CMプランナーの後、株式会社中谷彰宏事務所設立。ベストセラー「面接の達人」シリーズを含め、著書多数。中谷彰宏公式ホームページ
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