承前――、というような書き出しだと、何だか連載でもしているみたいな気分になるから不思議です。連載してるじゃないか、とツッコまないでください。

 最近、多くの人が当たり前のように“心が折れる”という表現を用い、私にはそれがどうにも解せずに、夜も眠れないくらい考え込んでしまった。こんなに気になって夜も眠れなくなったのは、地下鉄はいったいどこから地下に入れたのかで悩んで以来だ。ごめんよ、このネタは若い人にはわからないね。

 ちょっと前までは、心が折れそうになるという表現はあっても、折れる。まではいかなかった。困難に打ち負かされそうになるという意味で口にはしても、まだ負けたわけじゃなかった。

 しかし、この頃では心はぽっきり折れるようになり、若い子のみならず大の大人までもが心が折れたと言ってはばからない。そんなに簡単に心って折れるものなのでしょうか――?

 というのが前回のお話でした。たぶん。

 すると、今回はその後編ということになるのですが、その前に日本の与党民主党についてひとつ。

 元号が平成に変わった一九八九年から今年までに二十三年くらいの歳月が流れているような気がするが、その間に我が日本国の総理大臣は十七人も替わっている。

 十七人ですよ、十七人。
  とりわけこの五年間では一年ごとに総理がチェンジ。すごいね。

 五年ほど前、自民党が与党だったころ、小泉純一郎の後継総理に任命された安部晋三が見事なまでのひ弱さを発揮して一年で辞任すると、続く福田康夫は反小泉路線を打ち出しただけで何ひとつ総理らしい仕事もせず、あっさりと辞任。

 さんざん“Xデー”が騒がれましたが、就任期間は計ったように三六五日でした。